高齢者におすすめのユニットバスの選び方！3選・失敗しないポイントも

 

 

こういった疑問にお答えします。

 

年齢を重ねるにつれて、お風呂場での転倒やヒートショックなど、入浴中の事故が起きるリスクが高くなります。そうしたトラブルを防ぐには、高齢者に配慮したユニットバスの導入を検討することが、一つの解決策です。とはいえ、メーカーによって機能や価格が大きく異なるため、「何を基準に選べばいいのか分からない」と悩む方も多いと思います。

 

結論から言うと、高齢者におすすめのユニットバスには、手すり・ベンチ・滑りにくい床などの機能がついている製品を選ぶことが大切です。

 

今回の記事では、「高齢者におすすめのユニットバスの選び方」「高齢者におすすめのユニットバス3選」「高齢者におすすめのユニットバス選びで失敗しないポイント」などを紹介します。

 

この記事を読めば、高齢者におすすめのユニットバスを見つける方法や、失敗しないリフォームの進め方などが理解できるようになります。

 

この記事で伝えたいことは3つ。

 

 

 

 

 

 

 

1.高齢者におすすめのユニットバスの選び方

 

高齢者におすすめのユニットバスは、安全性や使いやすさを重視した仕様になっていることです。転倒防止や出入りのしやすさなど、選ぶ際に押さえておきたいポイントがあります。

 

ここでは、高齢者におすすめの快適に使えるユニットバスの選び方をわかりやすく解説します。

 

 

またぎ高さが低めの浴槽を選ぶ

 

高齢者におすすめのユニットバスには、またぎの高さが低めの浴槽を選ぶことが大切です。

 

年齢を重ねると足腰の筋力が低下するため、高い浴槽をまたぐ動作が大きな負担になります。浴槽に出入りする際に、バランスを崩して転倒することが少なくありません。

 

またぎの高さが40cm前後の浴槽であれば、高齢者でも負担が少ないと言われています。浴槽のまたぎ高さはメーカーやシリーズによって異なるので、商品を比較することが不可欠です。

 

 

滑りにくい床材を選ぶ

 

 高齢者が安心して使えるユニットバスにしたいときは、滑りにくい床材を選ぶことがポイントです。

 

年を取ると反射神経が衰えがちで、とっさに身体を支えることが難しくなります。濡れた床で足を滑らせると、転倒や骨折といった大きな事故につながるおそれがあります。

 

ユニットバスの床材には、滑りにくさに配慮した製品や滑ったときにケガをしにくい製品などがあります。

 

たとえば、TOTOの「ほっカラリ床」やLIXILの「キレイサーモフロア」は、床が水に濡れてもグリップ力があり、転ぶ心配のある方でも安心です。

 

 

腰かけスペースのあるタイプを選ぶ

 

高齢者が安心して入浴するのにおすすめなのは、腰かけスペースのあるユニットバスです。

 

立ち上がったり座ったりする動作は、足腰に負担がかかりやすく、転倒のリスクが高くなりがちです。浴槽の中や洗い場に腰をかけられるスペースがあれば、入浴中の動作が楽になります。

 

最近は、浴槽内にベンチがついているタイプや、洗い場に腰かけられる設計の製品も増えています。介助が必要な場合にも、座ったままで移動したり体が洗いやすかったり、介護する人の負担も軽減されるはずです。

 

 

浴室暖房換気扇を設置する

 

 高齢者に近年人気なのは、浴室暖房換気扇を設置することです。

 

冬場に浴室に入ると、急激な温度差によってヒートショックを起こす危険性があります。ヒートショックは、高齢者に限らず命に関わるリスクとなるため、入浴前の温度管理が欠かせません。

 

浴室暖房換気扇があれば、入浴前に浴室内をあたためておくことができるため、室内の温度差をなくすことが可能です。乾燥や換気の機能も備えているため、カビ対策にもつながります。

 

 

手すりを設置する

 

高齢者が安全に入浴するためには、適切な場所に手すりを設置することも注視したいポイントです。

 

入浴中は、立ち上がりや移動の際にバランスを崩しやすいため、手すりがあると安心です。特に、浴槽をまたぐときや、洗い場で椅子に座ったり立ったりする動作には欠かせません。

 

浴槽の縁や洗い場、出入口など、よく使う動線上に手すりを設置すると、体をサポートしてくれます。最近のユニットバスでは、シャワーのスライドバーが手すりの役割を果たすプランや、後付けしやすいデザインの製品が増えています。

 

 

 

 

 

2.高齢者に人気のおすすめユニットバス3選

 

高齢者におすすめの製品には、使いやすさと安全性のバランスがとれた製品を選ぶことが大切です。

 

ここでは、床の滑りにくさや動作のしやすさに配慮された、以下の3製品をご紹介します。

 

 

1.TOTO サザナ（Fタイプ）

 

TOTOの「サザナ Fタイプ」は、高齢者が安全かつ快適に使えるユニットバスとして多くの家庭で選ばれている人気モデルです。

 

出典：TOTO公式サイトより

 

特に注目したいのは、以下の3つになります。

 

 

上記に加えて、渦の力で汚れを流しやすくする「お掃除ラクラク排水口」や、将来的な介護にも対応しやすい手すりや引き戸のオプションも充実しています。

 

 

2. LIXIL アライズ（Zタイプ）

 

LIXILの「アライズ Zタイプ」は、高齢者にやさしい設計と高いコストパフォーマンスが魅力のユニットバスです。必要な機能がしっかり揃っており、リフォーム初心者にも選びやすい人気モデルです。

 

出典：LIXIL公式サイトより

 

特におすすめの点は、以下の3つになります。

 

 

浴室暖房乾燥機や手すりの設置、2枚引き戸などのバリアフリーオプションも用意されており、将来的に介助が必要になった際にも柔軟に対応できます。また、デザイン面でも木目調やアクセントパネルの選択肢が豊富で、機能と見た目を両立できる点も魅力です。

 

 

3. パナソニック オフローラ

 

パナソニックの「オフローラ」は、安全性・清掃性・デザイン性のすべてを兼ね備えたユニットバスで、安心して長く使いたいという方に人気のモデルです。高齢者の入浴をしっかりサポートする工夫が、細部にまで行き届いています。

 

出典：Panasonic公式サイトより

 

特に高齢者にとっておすすめなのは、以下の3つです。

 

 

手すりや引き戸のオプションにも対応しており、将来の介護やサポートが必要な場面にも柔軟に適応できます。

 

さらに、清掃のしやすさやデザイン性に優れており、日常のストレスを軽減してくれるのも魅力です。浴槽や壁柄、照明のバリエーションも豊富で、機能性と見た目の両立が可能です。

 

 

 

 

 

3.高齢者におすすめのユニットバス選びで失敗しないポイント

 

ユニットバスのリフォームは手間もコストもかかるため慎重に選ぶ必要があります。

 

ここでは高齢者におすすめのユニットバスで失敗しないポイントを以下に2つ紹介しますので、参考にしてください。

 

 将来の介護や家族構成の変化も見据える

 

ユニットバスを選ぶ際は、今だけでなく将来的な介護や家族構成の変化も見据えておくことが大切です。

 

リフォームは簡単にやり直しがきかないため、先を見越したプランにすれば、長期的に安心して使えます。特に高齢者の場合、今は元気でも数年後に介護が必要になることもめずらしくありません。

 

たとえば、ドアは2枚引き戸のような広めの出入口にしておくと、将来的に車椅子が必要となったときでも、移動がスムーズにできます。また、手すりを後付けできる下地補強をしておくなど、介護に備えた準備をしておくと後悔が少なくなるでしょう。

 

 

複数の業者を比較・検討してから決める

 

高齢者におすすめのユニットバス選びで失敗しないためには、複数の業者から見積もりや提案を受け、比較検討してから決めることが非常に大切です。

 

リフォームの費用や提案内容は業者によって大きく異なります。1社だけの話を聞いて判断してしまうと、相場より割高だったり、必要な機能が含まれていなかったりすることも少なくありません。複数の業者を比較することで、価格やサービス内容の妥当性、対応の丁寧さなどを客観的に見極めることができます。

 

たとえば、ある業者では高齢者向けの機能が標準仕様だったのに対し、別の業者ではオプション扱いで追加費用が必要だったというケースもあります。

 

また、TOTOやLIXILなど希望するメーカーに強い業者を選べると、より満足度の高い仕上がりになります。比較のためには、一括見積もりサイトなどを活用して複数社から提案を集めるのも一つの手段です。

 

 

 

 

 

失敗しない高齢者におすすめのユニットバス選びは「比較」がカギ！

 

 

こういった疑問にお答えしました。

 

ここまでの内容をざっくりまとめると、

 

 

 

 

 

 

複数の業者から提案を受けることで、機能や価格を比較しやすく、納得のいくリフォームが実現できます。焦らず、じっくり検討していきましょう。

 

この記事は以上です。